お正月と聞いて思い浮かぶものは何ですか?人によって様々だと思いますが、「おせち料理」も必ず上位に入ってくるのではないかな、と思います。誰もが、一度くらいはおせち料理を食べたことがあるのではないかな、と思います。子供の頃は、「何がおいしいんだろう…」と、正直うんざりしていた部分もあったのですが(笑)でも大人になってから、おせち料理の良さがわかってきたようにも思います。それは、味覚が変わって美味しく感じるようになった…というのもありますが、日本の伝統文化であるおせち料理が、現在も変わらず続いていることの素晴らしさが判るようになった…というのが、大きいかな、と。
そもそもおせち料理の「おせち」とは、暦の上での節句のことを指しているのだそうです。その節句時期に食べる料理だから、おせち料理というわけです。それが徐々に変化し、現在のように節句のなかでも1番最初にある正月に食べる料理を表すようになったんですね。おせち料理は、1年の始まりにふさわしく、「おめでたい料理」といわれています。その「めでたさ」を重ねていく…という意味で、お重箱に詰められるんですね。地方によって、また家庭によっておせち料理の中身は様々ですが、縁起の良いものとされる、黒豆や田作り、数の子、昆布巻きなどが定番なのではないでしょうか。黒豆は「マメに働くように」、数の子は「子孫繁栄」、田作りは「豊作祈願」、昆布巻きは「喜ぶ」にかけて…と、それぞれ意味を持っているものが多いですが、ちょっと駄洒落が入ったものもあって面白いな、と思います。また、他にもおせち料理には、黒豆・数の子・田作りの祝い肴三種、紅白かまぼこ・伊達巻・昆布巻き・栗きんとんの口取り、なますなどの酢の物、エビなどの焼き物、里芋やれんこん・くわい・ゴボウなどの煮しめ…など、それぞれにきちんと意味があるそうです。
最近は、おせち料理を作る家庭も少なくなってきているかもしれません。作りたくても、仕事などに忙しく、そんな暇がない…という方もいらっしゃれば、「どうせ食べないから」という方もいらっしゃるかも。でも、やはり日本の伝統文化の1つですから、おせち料理を正月に食べない…というのも、ちょっと寂しいですよね。最近は、大手デパートやコンビニ、スーパーなどでおせち料理を注文できるところが増えています。自分で作るのが無理なのであれば、そういったところを利用するのも、良い方法だと思いますよ。